
中国国家移民管理局は、ASEAN諸国からの観光団に対して、雲南省西双版納でのビザ免除政策を本日より実施すると発表しました。この政策は、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアを含む10ヵ国の2人以上の観光客を対象としています。観光団は通常のパスポートを持ち、西双版納の嘎洒国際空港や磨憨鉄道港等を利用して入出国可能です。滞在は西双版納州内で最大6日間です。
最近のデータによると、2024年に西双版納は31.95万人の海外旅行者を受け入れており、これは前年同期比で264.67%の増加です。特にラオス、タイ、ミャンマーからの観光客が多く訪れています。この機会に、西双版納の旅行会社は観光商品を見直し、ASEAN諸国からの訪問者を迎える準備を進めています。
雲南景蘭国際旅行社の周文玲責任者によれば、中老鉄道の開通により、ラオス経由でのアクセスが向上し、新政策の実施によって、インドネシアやフィリピンなどからの観光客誘致が期待されています。西双版納は、観光体制の革新を促進し、観光業の発展を支える試験的地域として、今後さらに国境を越えた旅行の機会を増やすことを目指しています。